- 商品を創るということ
- 先輩方から多くのことを学びながら社会生活を送る中で、印象深く残っている言葉がいくつかあります。いずれも電機メーカーに勤めていた当時の昔話になりますが、ブログに記させて下さい。by Nin者KT先輩は、製品の北米市場展開で飛び回りながらゼロからシェアを拡大した方であり、私が現地出張の際は毎回ケアして下さった方でもあります。現地では朝から晩まで行動を共にし、日/米の製品の使われ方の違いから、アトランタの良い飲み屋さんの場所まで、多くを学びました。「商品」というのは初めから完全ではなく、お客様からの改善要望や、時には不具合修正も発生します。ある時、市場で起きてしまった問題に対するソフトウェア修正案を検討し、KT先輩にレビューをお願いすると、説明の途中遮るように『その方法でお客様が何か困ることはあるのか?』と聞きます。あたかも、技術的な細かい話(長い話)は聞くのが面倒な素振りです。初めは「睡眠不足で考えたのだから、ちゃんと聞いて欲しいのに」としか思いませんでした。その後、全く別案件の開発でも同じように聞きます。だんだんと私もKT先輩が伝えてくれたメッセージを自分なりに感じることができました。「お客様が満足する機能/性能が前提、その上で、コストや納期、設計上のリスクについても深く考えてください」「技術者が自己満足してるだけの商品じゃ×です」大きくはこの2点という解釈をして今に至ります。解釈の仕方は人によって様々なのかもしれませんが、ただ思うのは、言葉がシンプルであるがゆえに今でも深く刻まれているのだと思ってます。あとは余談ですが、昨年、8年振りに福岡でKT先輩と再会してみると、当時からは想像できないほど子煩悩で家庭的な生活をされてました。仕事も遊びもスケールがBIGだったので「月日が経つとライフスタイルって随分変わるんだなぁ」と思う代表格です。日時:2010年8月 3日

