- 麦汁の香り
先日、ビール工場の見学に行ってきました。
予約すれば無料で見学できるんです。
(金の鯱鉾がヒント。さて、どこでしょう?)ガイドのお姉さんの説明を聞きながら、
約30人で見学コースを回っていきます。まずはビールの原料となる麦芽とホップのコーナー。
本物を手で触り、においを嗅ぐことができます。ホップのにおいを嗅いだのは初めて。
とても香り豊かなのでビックリしました。
干し草をやや発酵させたような、かといって少し甘みのある香り。
ビールのにおいは、ここからくるんだなって実感できます。お次は麦汁の試飲。これも初体験です。
麦汁のにおいは、まるで甘酒のよう。
味は... 苦いのに甘い!(なんじゃこれは)この麦汁に酵母を加えると、酵母が甘み成分を餌として分解、
アルコールと炭酸ガスに変わりビールになるというワケ。
勉強になりました~最後は待望のビール試飲。
香りや苦みは、途中で嗅いだ原料に比べるとまろやかになっていて、
これぞビールと言った感じでした。
程よく冷えていて、とってもおいしかったです!ガイドさんの説明も分かりやすく、
ところどころ飽きない工夫がされてあって、楽しい工場見学でした。
何より香りの体験ができたのが、印象に残ります。今度はビールのおいしい季節に行ってみようと、もくろんでいるところです。
(ホームページ担当:小林)
- 2013年2月19日
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- 臭気調査の助っ人?
当社では、においの原因を探る臭気調査も行っています。
先日、この調査員の一人としてかりだされました。数日前に担当の臭気判定士が一度お伺いし、
その日は特に異臭の発生は無く、暫く様子見とした現場ですが、
数日後「においがする」という事で再び現地へ。いつもはデスクワーク中心の自分ですが、臭気判定士の端くれ、
嗅覚が鋭い(においにうるさい)とも言われていますので、
一緒に現場に伺うことになりました。設備会社の方に同行し、ある病院の一室に入ります。
異臭がすれば入った瞬間に気が付くはずです。
やや緊張しながらドアを開けました。廊下と室内で若干空気の質が変わった感じはしますが、
「臭う」ほどの臭気はありません。念のため、部屋中いろいろ嗅いでみました。
床、壁、素材の違うドアノブ、室内に設置されているトイレ。点検口を開けて、天井内のにおいも嗅いでみます。↓
OAの吹出口からかもしれないとのことで、
空調を入れてもらいそのにおいも嗅ぎました。↓やっぱり臭いません。
結論として「異臭なし」と判断しました。最後にその施設従業員の方にも来ていただき、確認いただきました。
「今日は臭わないね~」
とのこと。自分の判断が間違っていなくてホッとしましたが、
お客様曰く、以前はもっと臭っていたそうです。
今回の臭気調査はこれにて終了しましたが、異臭がするとなった場合、
また調査に伺うことになるかもしれません。それにしても久しぶりの現場作業。
脚立を上り下りしただけなのに、やや筋肉痛です。
現場に出ている仲間達は、毎日大変だな~と改めて頭が下がる思いでした。(ホームページ担当:小林)
- 2013年2月 6日
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- 嗅覚測定法のクロスチェック
においを測定する方法の一つに 嗅覚測定法がありますが、これは人の鼻(嗅覚)を使って行う測定法です。
6人の被験者の感覚に基づき測定結果が出ますので、機関によるバラツキを抑えるために精度の管理が非常に大切となります。
そのため、毎年におい・かおり環境協会によるクロスチェック(外部精度管理)が実施されています。
具体的には、測定用の標準臭気を用いて各機関で臭気測定を行い、測定結果を集計・解析。個別の測定結果と全機関とを比較し、精度(ばらつき)や真度(確かさ)を評価、確認します。
当社も毎年、クロスチェックに参加しております。
先日、11月に行ったクロスチェックの結果を聞きに、「嗅覚測定法技能向上研修会」へ行ってきました。この研修会では結果の報告だけでなく、今後に役立つ測定上の留意点や、測定精度を維持・向上するために必要な情報の説明もあります。わたしたち臭気判定士のスキルアップにも役立ちます。
今回も無事、クロスチェックの参加証をいただきました。(^▽^)v
協会のホームページにもうたわれていますが、昨今の国際的な品質管理の流れの中で、定期的かつ継続的な外部評価の実施は、必要不可欠なものになっています。今後もこういった外部チェックを受けて、臭気測定の向上に努めていきたいと思います。
(企画検査:田代)
- 2013年2月 4日
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