免状を取得してからがスタート!臭気判定士のお仕事

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免状を取得してからがスタート!臭気判定士のお仕事

こんにちは、臭気判定士の細川です。これまでブログでは、においの測定方法などをご紹介いたしましたが、そもそも臭気判定士とはどんな資格で何ができるのか、この機会にご紹介しようと思います。


臭気判定士のイラスト
【臭気判定士のイメージ】


まず臭気判定士がどんな資格なのかというと、工場や飲食店といった事業所から排出される臭気を測定できる国家資格となります。臭気の測定方法には、現場から臭気を採取して持ち帰り、①分析機器を使用して悪臭物質濃度を測る方法と、②複数人のパネルに嗅いでもらい臭気濃度(臭気指数)を求める方法があります。

臭気判定士は、このうち②の臭気濃度(臭気指数)を求める嗅覚測定法を行う資格で、臭気の採取からパネルに嗅いでもらう試料の調整、試験の実施、結果のまとめまで、一通りの作業を行うオペレーターの役目を担っています。


臭気採取
【臭気の採取例】


嗅覚測定法は、『においを持ち帰って人に嗅いでもらう』ので一見簡単そうな流れに見えますが、注意しなければならないことがたくさんあります。

例えば対象となる臭気が高温であれば採取時に火傷の危険があり、有害な物質が含まれていれば自分だけでなく嗅いでもらうパネルにも害が及ぶため、試験が可能かどうかの判断も必要となります。

またクレームが発生している現場では、より正確で客観的な測定結果が求められますので、クレーム発生時とできるだけ同じ条件下で採取する必要があり、そのタイミングを見極める難しさがあります。


このように臭気判定士は、事故を未然に防ぎつつキチンと臭気を採取、測定するために必要な知識を身につけていなければなりません。臭気判定士になるための試験勉強をすれば、机上である程度覚えることができますが、実際の現場で注意しなければいけないことはたくさんあり、場数を踏んで経験値を上げるのが重要です。

車の免許を持っている方は、教習所を卒業し、公道で実際に運転してから気づいたこと、身についたことが多々あると思います。臭気判定士も同じように免状を取得してからがスタートで、現場を通じてマスターしていく資格と言えるでしょう。

今までの採取、測定で経験したことを次の現場に生かすために、これからも日々の業務を大切に行いたいと思います。


余談ですが臭気判定士は知名度があまり高くなく、名刺交換をすると「こんな資格があったのかと」驚かれる方が多いです。しかし、今回ネットで「臭気判定士」と検索すると、最初のイラストのようなフリー素材を見つけることもできたので、徐々に知られるようになってきたのだと思います。


(細川)


臭気判定士については下記ページもご参照ください。

日時:2019年10月28日