香りのブログ

キンモクセイの香り

そろそろキンモクセイが咲く季節になりましたね。
キンモクセイは中国原産の常緑小高木で、その香りは春の沈丁花とともに有名です。
中国では、沈丁花を七里香、モクセイを九里香と呼ぶそうです。
香りが遠くにまで届く様を表現したのでしょう。

キンモクセイイメージ

日本ではトイレの臭い消しとして重宝された時期もあり、「トイレの裏にキンモクセイあり」でした。水洗トイレが普及した現在は、キンモクセイの香りはむしろ強すぎるようで、現在のトイレの芳香剤には、ラベンダーや石鹸の香りなどが一般的となっています。

さて、そんな強烈な香りを放つキンモクセイ。香りの成分は...

新鮮な青臭さは青葉アルコール。これは緑茶の香りとして発見・命名された成分です。
桃に似た独特の甘い香りはγ-デカラクトン。
こちらはモンシロチョウなどへの忌避作用がある成分です。
キンモクセイは、モンシロチョウに近寄って欲しくないのでしょうか?

また、遠くまで広がる香りは主にβ-イオノン。ラズベリーの香りに含まれています。
その他、リナロール(スズランの香り)、リナロールオキシド(樟脳様の甘いウッディーな香り)など。

様々な成分が、あの甘い芳香を作り出しているのですね。
桂花茶や桂花陳酒など、香りを楽しむお茶やお酒にも利用されています。

デオドールの香りビーズにも「金木犀」がございます。
こちらは、天然のキンモクセイよりも優しい花の香りが広がります。
お部屋や車内で、気軽に香りを楽しみたい時に是非ご利用ください。

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