吉野川流域の藍染めのかおり(かおり風景100選 Part77)

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吉野川流域の藍染めのかおり(かおり風景100選 Part77)

こんにちは。
今日は「かおり風景100選」四国地方の1か所目のご紹介です。

【 吉野川流域の藍染めのかおり 】

染料である藍はタデアイを発酵して作られるため、特有のかおりがします。かつては暴れ川と呼ばれ洪水と氾濫で人々を苦しめた一方、肥沃な土壌をこの地にもたらし、その恵みは良質の藍を育てるのに適した土地となりました。現在も藍師が伝統を受け継いで藍を生産し、藍染めは県指定無形文化財に指定されています。


 ◇所在地 / 徳島県藍住町
 ◇香りの源 / 藍染め
 ◇季節 / 一年中

 

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< 藍染め >

「青は藍より出でて藍より青し」ということわざにもあるように、藍染めの青い色は、「JAPAN BLUE」として世界に知られるほど深く鮮やかな日本の色だそうです。この青い色は、タデ科に属する1年生草本の葉に含まれる青藍を染料としていて、平安時代の古くから藍が栽培されてきたと言われています。江戸時代には吉野川流域は日本最大の藍の産地として知られるようになります。徳島の歴史を語るとき、藍を除いては語れないと言われていますが、吉野川流域に藍づくりが広まったのには理由があります。吉野川の川沿いには広い平野が少なく、ちょうど稲の花から収穫の時期に洪水をくり返すため稲作をするには条件が悪い土地柄でした。ところが、藍作にとっては、洪水で入れ替わる砂質の土が良く、更に藍の刈り取りは年に2・3回収穫できるので、一回の洪水で収穫量が全滅することはなく、洪水地帯に藍はうってつけの作物だったそうです。

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