香りのブログ

ネロリ

アロマテラピー検定で出題される精油の種類を紹介しています。 第19回目は「ネロリ」でアロマテラピー検定1級に出題される20種類のうちひとつです。

【ネロリ(Nerori)】

学名 : Citrus aurantium 
おもな成分  : リナロール, 酢酸リナリル, リモネン, ネロール, ネロリドール, ゲラニオール
科名  : ミカン科
抽出部位  : 花
抽出方法  : 水蒸気蒸留法

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心に対する働き  :上品でフローラルな香りは幸福感を与えて、心身にリラックスをもたらします。 不安や精神的なショックをやわらげ、心を鎮めてくれます。

体に対する働き  :更年期や月経の前後の抑うつや不安、そしてそれに伴う不眠などに有用です。 心因性の性機能障害にも用いられます。

 

ネロリはさわやかな明るさとフローラルの優美さの両方を兼ね備えた独特の素晴らしい香りです。

ネロリの抽出されるビターオレンジは、白く美しい花をつける高さ5mほどの常緑樹です。 インド、アッサム地方を中心としたアジア南東部が原産ですが、精油の主産地は地中海沿岸地域です。 樹齢20年以上の木が咲かせる花より抽出されるネロリが最も上質とされています。 精油の抽出には、開花したばかりの花しか使えず、一つ一つ手で採取するため、 生産に非常にコストがかかります。1トンの花からわずか1kgの精油しか採れません。 同じオレンジ・ビターの葉や枝から水蒸気蒸留法で抽出されるのがプチグレンとなります。

 

ネロリは、イタリアのネロラ公国のアンナ・マリア妃が愛用していたことからこの名前がついたといわれています。 現在もネロリを水蒸気蒸留法で抽出するときに得られる芳香蒸留水(オレンジフラワーウォーター)は 化粧品やオーデコロンの成分の1つとして使われています。 ナポレオンやゲーテも愛用したという世界最初の香水「ケルンの水」のベースにもなっています。

 

<ネロリの精油のポイント>

・科名 → ミカン科
・抽出部位 → 花
・ネロリ精油抽出時には同時に、芳香蒸留水であるオレンジフラワーウォーターも得られます。

 

※アロマテラピー検定1級で出題される精油の種類は20種です。 これに2級で出題される10種を加え、計30種が検定の対象です。

(業務部 松村)

 

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