香りのブログ(2015年3月)

ベルガモット

アロマテラピー検定で出題される精油の種類を紹介しています。 第24回目は「ベルガモット」でアロマテラピー検定1級に出題される20種類のうちひとつです。

【ベルガモット(Bergamot)】

学名 : Citrus bergamia 
おもな成分  : 酢酸リナロル、リモネン、リナロール、ベルガプテン、ベルガモテン
科名  : ミカン科
抽出部位  : 果皮
抽出方法  : 圧搾法

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心に対する働き  :

落ち込んでいるときなどに気分を明るくさせる働きがあり、不安や、うつ、ストレスをやわらげます。

体に対する働き  :

心を落ち着ける作用もあるので不眠に役立ちます。また、ストレスが原因の食欲不振や消化不良などの 症状を改善し、消化器系の機能を調整します。また、殺菌、消毒作用があるので感染症や炎症に有用です。

 

ベルガモットは、誰からも愛される清々しく爽やかな柑橘系の香りです。オレンジ・スイートやレモンにも少し似ていますが、 ベルガモットの香りにはフローラルなトーンが含まれていて、優しく温かみがあるのが特徴です。

ベルガモットは樹高2~5メートルに生育するミカン科の常緑樹で、長い緑色の葉をつけ、白い花を咲かせます。花後に生る果実は、 表面がブツブツしたへこみを持ち、洋ナシ型をしています。原産地は不明で恐らくインドだと考えられています。とてもデリケートな 植物で、気候と土壌の条件を備えた限られた土地以外では栽培が難しく、なかなか生育しません。11月~2月にかけて、完熟前の 青い実を収穫し、果皮を圧搾して精油を抽出します。

名前の由来は、アルプス山麓のイタリアの小都市ベルガモに由来するという説と、トルコ語の「梨の王」を意味する 「Beg-ar mu di」から来ているという説がありますが、いずれの説が正しいかはよくわかっていないそうです。 ベルガモットは、主産地イタリアでは古くから食用以外の目的にも利用されてきた植物です。精油の生産も18世紀初頭に イタリアで始まりました。中東地域でも古くからベルガモットが用いられていました。 優しく爽やかな香りを持ち、他の芳香ともよく調和するベルガモットは、香水産業においても非常に重要な精油です 紅茶のアールグレーの香り付けに用いられていることでも有名です。

 

※一般的によく使われる精油の中では最も強い光毒性があります。肌に使用した後は日光に当たらないよう注意してください。

※同じ「ベルガモット」の名前を持つタイマツバナ(Monarda didyma)というハーブがありますが、全く異なる植物なので、  混同しないように注意してください。

 

<ベルガモットの精油のポイント>

・科名 → ミカン科
・抽出方法 →  圧搾法
・フクロマリン類のベルガプテンなどの成分を含んでいるので、強い光毒性をもっている。

 

※アロマテラピー検定1級で出題される精油の種類は20種です。 これに2級で出題される10種を加え、計30種が検定の対象です。

(業務部 松村)

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ベチバー

アロマテラピー検定で出題される精油の種類を紹介しています。 第23回目は「ベチバー」でアロマテラピー検定1級に出題される20種類のうちひとつです。

【ベチバー(vetiver)】

学名 : Vetiveria zizanoides
おもな成分  : べチベロドール、ベチボン、ベチベロン、ベチベン
科名  : イネ科
抽出部位  : 根
抽出方法  : 水蒸気蒸留法

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心に対する働き  :

緊張やストレスをやわらげて、心を落ち着かせてくれます。 感情のバランスを取るのにも役立つと言われています。 深い鎮静作用があり、疲れた神経を休めてくれます。

体に対する働き  :

血液循環を活発にして筋肉痛や疲労回復に役立ちます。 寝付かれなくなってしまった場合の助けになります。

 

ベチバーは温かみと深いコクを持つ独特の香りで、静かで落ち着きのある趣が特徴です。

ベチバーはインドから東南アジアにわたる熱帯・亜熱帯の地域が原産のイネ科の草本で、高さは2~3mになります。 広く根を張る植物で、イネのようにとがった長い葉をつけます。干ばつや洪水でも生き残るほど非常に生命力が強い植物です。 葉にはあまり芳香はありませんが、根に強い香りがあり、精油は淡い黄色から赤褐色の縮れた根茎から抽出されます。

 ベチバーの精油は、インドやスリランカでは「安静の油」とも呼ばれています。 「安静の油」の別名の通り、心を落ち着かせてくれる香りとして用いられています。 濃い茶色の液体で、瓶を逆さまにしても、なかなか落ちてこないほどベンゾインと並んで最も粘度が高い精油です。 その揮発しにくい性質から、香りを長く保つための保留剤として利用されています。 他の芳香とよくなじむことから、香水の原料や化粧品の原料としても使われています。

またべチバーはサンダルウッドやパチュリ、フランキンセンスと同じように、年月がたつと香りがよくなる 数少ない精油の一つです。

 

<ベチバーの精油のポイント>

・科名 → イネ科
・抽出部位 → 根

 

※アロマテラピー検定1級で出題される精油の種類は20種です。 これに2級で出題される10種を加え、計30種が検定の対象です。

(業務部 松村)

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