香りのブログ

ベンゾイン

アロマテラピー検定で出題される精油の種類を紹介しています。 第25回目は「ベンゾイン(安息香)」でアロマテラピー検定1級に出題される20種類のうちひとつです。

【ベンゾイン(Benzoin)】

学名 : Styrax benzoin / Styrax tonkinensis 
おもな成分  : バニリン、ケイ皮酸エステル(ベンゾインスマトラ)、安息香酸エステル(ベンゾインシャム)
科名  : エゴノキ科
抽出部位  : 樹脂
抽出方法  : 揮発性有機溶剤抽出法

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心に対する働き  :

悲しいときや孤独や不安を感じたときに役立つと言われており、ストレスや不安をほぐして、心に温もりと安らぎを 与えてくれます。

体に対する働き  :

この香りは名前が表すとおり、呼吸を安らかに整え落ち着きを与えるので、風邪や気管支炎のときに、 せきを鎮めたんを切り、呼吸を楽にしてくれます。 また、硬くなった肌を柔軟にするため、かかとやひじなどのスキンケアにも使われます。

 

ベンゾインはバニラのような甘い香りで、「安息香」の別名が示唆する通り、緊張や不安をほぐして安らぎを 与えてくれます。

ベンゾインは20mほどに成長する熱帯の樹木で、ナツメグのような硬い殻を持つ果実を実らせます。 東南アジアが原産で熱帯雨林に育ちます。樹皮に切り込みを入れた際ににじみ出る黄赤色の樹脂を固形化した 灰褐色の樹脂(レジン)が精油の原料となります。この樹脂(レジン)を揮発性有機溶剤抽出法によって作られた精油が 「レジノイド」と呼ばれます。粘性が非常に高いので、ボトルを逆さまにしてから精油が落ちてくるまでに 時間が少しかかります。

ベンゾインの木から採れる樹脂は、古くから香料、薫香など様々な用途に広く利用されてきました。 古代エジプト時代では既に香料として使用されていたと言われています。他の多くの古代文明でも化粧品の原料として 用いられると同時に、悪霊を追い払う目的で、宗教儀式の薫香に使われていたそうです。

※ベンゾインにはベンゾインスマトラとベンゾインシャムがあります。

 

<ベンゾインの精油のポイント>

・科名 → エゴノキ科
・抽出方法 →  揮発性有機溶剤抽出法
・別名、安息香とも呼ばれています。

 

※アロマテラピー検定1級で出題される精油の種類は20種です。 これに2級で出題される10種を加え、計30種が検定の対象です。

(業務部 松村)

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