香りのブログ

ミルラ

アロマテラピー検定で出題される精油の種類を紹介しています。 第26回目は「ミルラ(没薬)」でアロマテラピー検定1級に出題される20種類のうちひとつです。

【ミルラ(Myrrh)】

学名 : Commiphora myrrha / Commiphora molmol / Commiphora abyssinica 
おもな成分  : クミンアルデヒド、リモネン、α-ピネン、オイゲノール 科名  : カンラン科
抽出部位  : 樹脂
抽出方法  : 水蒸気蒸留法

 mirura.jpg

心に対する働き  :

気持ちを鼓舞し、精神の覚醒度を高めて心的エネルギーと自信を 取り戻してくれると言われています。 

体に対する働き  :

呼吸器系に対して作用するので咳やのどの痛みなどに役立ちます。 消化器系にも作用し消化不良、下痢などの症状にもよいと言われています。

 

ミルラは、麝香(ムスク)に似た甘みと苦味の両方を感じさせる独特の香りがします。

ミルラ(没薬)は樹高3m程度の低木で、先端が尖った節の多い枝が直角に突き出ています。 樹皮に切り込みを入れると淡黄色の液体が染み出し、赤茶色のクルミ大の樹脂になります。 これを水蒸気蒸留にかけて精油を抽出します。原産地は中東、ソマリア、インドで肥沃で乾燥した土地に育ちます。

ミルラ(没薬)は、古代の諸文明において様々な用途に広く使用されてきたものです。古代エジプトにおいて宗教的な儀式の場でよく用いられ、毎日正午の太陽崇拝の儀式の際にミルラを焚いていたそうです。それ以外にも、蜂蜜やコリアンダーと混ぜて軟膏が作られたり、化粧品の原料としても古くから用いられたりしました。また優れた防腐、殺菌作用があるためミイラ作りにも使用され、それがミイラの語源と言われています。新約聖書でイエス・キリストが誕生したときに、東方の三賢人が黄金、フランキンセンスとともにミルラを贈り物として 捧げたことは有名な話です。

※ミルラは、「マー」や「没薬(もつやく)」の別名もあります。

 

<ミルラの精油のポイント>

・科名 → カンラン科
・抽出方法 →  水蒸気蒸留法

 

※アロマテラピー検定1級で出題される精油の種類は20種です。 これに2級で出題される10種を加え、計30種が検定の対象です。

(業務部 松村)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加