香りのブログ

天平の香り

奈良国立博物館で第63回正倉院展が始まりました。

毎回多くの歴史ファンでにぎわう展示会ですが、
なんといっても今回の目玉は「蘭奢待(らんじゃたい)」

東アジアでしか取れない沈香(じんこう)という香木の一種で
聖武天皇が命名したと言われる名香です。

織田信長が切り取ったという話は有名。

156cmの香木にはこの香りに魅せられた歴史人たちによって
切り取られた跡が残っています。

どんな香りだったのでしょう?

想像するだけでちょっとワクワクheart04します。

沈香が自生するベトナム中部では、昔から薬や魔よけとして使われてきたとのことで
「香り」に神秘的な力を感じとっていたのかもしれません。

今はアロマテラピーとしてその効能が広く知られていますが
昔の人たちはそれを権力の象徴としても利用していたかもしれません。

今後アロマテラピーからさらに進化した香りの使われ方が生まれるのか、
人と香りの関わり方がどんなふうに変わっていくのか
興味深く見守っていきたいと思います。

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