伊万里焼 土と炎のかおり(かおり風景100選 Part89)

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伊万里焼 土と炎のかおり(かおり風景100選 Part89)

こんにちは。
今日は「かおり風景100選」九州国地方の5か所目のご紹介です。


【 伊万里焼 土と炎のかおり 】

伊万里焼は、1675年佐賀鍋島藩の御用窯としてはじまり、朝廷や将軍家・大名への献上品としてのみ焼かれていました。市内でも窯場が集中する大川内山には、山水画を思わせる大屏風奇岩の景観のなかに30数件の窯元があり、歴史と伝統を受け継いでます。窯場から立ち上る煙と土と炎は工程ごとに独特のかおりに包まれています。


 ◇所在地 / 佐賀県伊万里市
 ◇香りの源 / 窯場から立ち上がる煙と土と炎
 ◇季節 / 一年中



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< 伊万里焼 >

伊万里焼は、江戸時代に鍋島藩の御用窯として、その卓越した技法を守るため大川内山に優秀な細工人や画工を集め、色鍋島など当時としては技術の粋を結集させて磁器を焼かせたのが始まりです。その陶技の秘法を漏らさないよう、大川内山の入口に関所を設け人の出入りを厳しく規制するとともに、出来上がった焼き物についても市販されることなく、朝廷や将軍家、諸大名への献上贈答品、藩庁用品として用いられ珍重されました。また、長崎の出島を経由して、遠くヨーロッパまで輸出され、当時の王侯貴族に室内の装飾品として愛好されていたそうです。明治4年に廃藩置県で鍋島藩窯はなくなりましたが、大川内山の人びとは鍋島焼の伝統を受け継ぎ、新しい伊万里焼として発展させ現在に至っています。 なお、当時の伊万里焼と現代の伊万里市内で焼かれている伊万里焼を区別するため、江戸時代に焼かれたものは「古伊万里」と呼ばれています。

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