アロマで脳を活性化 ~アルツハイマー病と嗅覚の関係~

香り空調システム

香りのブログ

アロマで脳を活性化 ~アルツハイマー病と嗅覚の関係~

最近、高齢者ドライバーによる交通事故のニュースが多発しています。小さな子供が犠牲になっていると大変痛ましくやるせない気持ちでいっぱいになります。

高齢者の事故の原因は、判断能力の低下と股関節の骨格の変化などが考えられると言われています。判断能力の低下は脳の老化によるものなので健常な高齢者でも起こりますが、やはり認知症の方が影響は大きいようです。


高齢者運転のイメージ
【高齢者の運転イメージ】


認知症のうち最も多いのがアルツハイマー病と言われています。アルツハイマー病と嗅覚には密接な関係があり、アルツハイマー病では認知障害が起きる前に嗅覚機能が衰えるそうです。

これは、においの情報が脳に伝わるルートに関係していると言えるでしょう。におい物質が鼻に入ると、鼻腔上部にある嗅上皮と呼ばれる特別な粘膜に溶け込み感知されます。すると、嗅上皮にある嗅細胞が電気信号を発生、その信号が嗅神経を通り海場のある大脳辺縁系へ伝わってにおいを識別します。(詳しくはにおいのメカニズムを参照ください。)


アルツハイマー病では、記憶を担っている海馬という部分から脳の萎縮が始まるそうです。しかし、一方で海馬は死ぬまで脳神経細胞を作る機能が備わっていることが、ここ数年の研究により分かっています。

脳を活性化したかったら、まず海馬に刺激を与える。それには、嗅覚と海馬の関係から『におい』が有効である。実際にそのような研究も進んでおり、アロマの香りで脳を活性化するには、ローズマリーとレモンの精油をブレンドしたものが効果的との研究報告もあります。(※アルツハイマー病患者に対する アロマセラピーの有用性 http://dementia.umin.jp/19-1-77-85.pdf)


ローズマリーとレモンのアロマイメージ
【ローズマリーとレモンの香りが効果的?】


高齢になって日常の『におい』に気づきにくくなったら、認知症を疑ってみるといいかもしれません。これは、ご本人では判りにくいと思うので、周りのご家族が気を付けてあげるといいですね。さらに、高齢者の方は嗅覚を刺激する香りを運転前に嗅いだり、車の中に置いたりして、少しでも脳を活性化する試みをしてはいかがでしょうか。


(奈良岡)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加