工場の臭気対策に効果的な脱臭装置

日本デオドール株式会社
飲食店・工場・介護施設などの脱臭・消臭お任せください。

工場から排出されるあらゆる臭気に対応できる中和消臭器

中和消臭器(排気・業務用)

工場の臭気対策の他、作業場やゴミ置場の空間消臭にもおすすめの業務用脱臭装置。調理臭、溶剤臭、腐敗臭、動物臭など、あらゆるにおいの臭気改善にご利用いただけます。

デオドールのフィトンチッド消臭剤は火も水も使いません。人のいる空間にも安心して使え、換気・空調設備に負荷をかけず簡単に導入できます。

中和消臭器の特徴

優れた消臭素材

中和消臭器は臭気と消臭剤を反応させて「におい」を低減させる脱臭装置です。使用する消臭剤は消臭効果の高い植物から抽出した植物精油をブレンドしており、優れた消臭力に加え、不快なにおいを快に変える働きもあります。

また特殊な方法で一定量ずつ気化発散するのが大きな特徴です。火や水を使わない気体の消臭剤ですから、ダクト内を腐食させたり工場設備に負荷がかかるといった心配がありません。他のシステムに影響を与えず設置できます。

消臭成分は、体内に吸い込んでも経口摂取しても毒性はなく、皮膚についても刺激性はありません。また、可燃性、爆発性の危険もありません。

消臭効果

悪臭防止法が定める「嗅覚測定法」による臭気濃度測定で消臭効果(除去率)を評価しました。

単一悪臭物質に対する実験室実測データ
臭気名 原臭 処理臭 除去率
硫化水素 54,000 300 99%
スチレン 1,700 230 86%
硫化メチル 3,000 540 82%
二硫化メチル 1,300 310 76%
メチルメルカプタン 3,000 740 75%
アンモニア 740 230 69%
ホルムアルデヒド 550 170 69%
現場の排気実測データ(調理臭)
臭気名 原臭 処理臭 除去率
学校給食センター
(フライヤー排気)
1,000 160 84%
とんかつ屋(揚げ物臭) 1,000 160 84%
学校給食センター
(煮炊き排気)
790 130 83%
食品加工工場(魚類) 2,300 420 82%
焼肉店(タレ、焦げ臭) 3,200 790 75%
ファミリーレストラン 980 250 74%
現場の排気実測データ(塗装臭)
臭気名 原臭 処理臭 除去率
自動車サービス工場
(塗装ブース排気
160 32 80%
金型製作工場
(塗装工程排気)
40,000 10,000 75%
酢酸エチル系 16,000 5,000 69%
金型製作工場
(焼付工程排気)
10,000 4,000 60%
現場の排気実測データ(その他)
臭気名 原臭 処理臭 除去率
飼料製造工場
(乾燥炉排気)
130,000 25,000 81%
廃棄物リサイクル業
(生ゴミ発酵機排気)
50,000 10,000 80%
産業廃棄物中間処理場
(廃プラ圧縮機排気)
32,000 7,900 75%

他の脱臭装置と比べて低コスト

他の消臭・脱臭システムに比べイニシャル、ランニングコストとも非常に低コストです。

工場への取り付けが簡単

既に稼働中の工場では、大型の脱臭装置を設置するのが難しい場合があります。中和消臭器ならコンパクトで場所を取らず設置工事も簡単です。臭気対策に素早く対応できます。

排気の中和消臭イメージ

省エネルギー

中和消臭器は排気設備の仕組みを上手く利用した脱臭装置です。排気ダクトのサクション側に消臭剤を挿入すれば、元からある工場設備排気ファンの力を借りて電源不要で消臭剤をダクトに送り込むことができます。

タイマー制御によりモーターダンパーを開閉する機種やファン搭載機種もございますが、電気代はほとんどかかりません。

仕上げの脱臭装置として

既に臭い対策を行っている工場もあることでしょう。燃焼式や活性炭吸着、スクラバーなど様々な脱臭装置がありますが、一つの方法だけでは「におい」が取り切れない場合があります。

そんな時は仕上げの脱臭装置として中和消臭器をご利用ください。不快なにおいを快に変える臭質の改善もできるため、最後の決め手として同業他者からご相談を受けることもあるおすすめの脱臭装置です。

容易なメンテナンス

機種によりますが、メンテナンスは定期的(通常2~3ヶ月毎)に消臭剤を交換したり、専用容器に消臭液を注ぐだけ、お客様にもできる簡単な作業です。とはいえ、お客様が本業に集中できるよう消臭器の保守点検も当社でお受けしています。

中和消臭器一覧

中和消臭器の設置例

機種選定

使用する機種は、排気のOER(臭気排出強度)室内容積を参考に選定します。

排気対策の場合
1.排気のOER(臭気排出強度)の計算
OER=排気風量(m³/分)×臭気濃度
  • 新築でない限り、現状把握のため臭気測定をお薦めしますが、およそ次の数値を参考にしてください。(臭気測定は弊社で承りますのでご相談ください。)
  • 臭気に変動がある場合は、平均時の値で計算します。
工場排気の推定臭気濃度 ※排気風量50m3/分程度以下の場合
排気の種類 臭気濃度 臭気指数
塗装・印刷工場 3,000~5,000 35~37
FRP製品製造工場 3,000~5,000 35~37
ゴム工場 3,000~5,000 35~37
給食センター 1,000~2,000 30~34
食料品製造工場 3,000~5,000 35~37
食肉加工・肥料工場 1,000~3,000 30~35
産業廃棄物中継場 1,000~3,000 30~35
厨房排気の推定臭気濃度 ※引用
排気の種類 臭気濃度(ピーク時) 臭気指数(ピーク時)
和食 (一般、天ぷら、ソバ) 600~1,200(2,000) 28~31(33)
和食 (ウナギ、焼き魚など) 1,200~2,000(4,000) 31~33(36)
中華 (一般、ラーメンなど) 800~1,500(2,500) 29~32(34)
中華 (ニンニク、ネギを多用) 1,500~2,500(5,000) 32~34(37)
焼肉 (一般) 1,000~2,000(3,000) 30~33(35)
焼肉 (ニンニクを多用) 2,000~3,000(4,000) 33~35(36)
ファストフード 1,500~2,500(4,000) 32~34(36)
洋食 (一般) 600~1,500(2,500) 28~32(34)
洋食 (カレー) 1,500~2,500(5,000) 32~34(37)
洋食 (イタリアン、エスニック) 2,000~3,000(5,000) 33~35(37)
弁当 1,500~2,500(4,000) 32~34(36)
惣菜 (揚げ物など) 1,500~3,000(5,000) 32~35(37)
タレ、ソース製造(自家製造) 5,000~30,000(50,000) 37~45(47)
  • 引用:公益社団法人におい・かおり環境協会 環境庁大気保全局大気生活環境室「悪臭防止技術の手引き 飲食店編」より
  • タマネギ、ニンニク、スパイス等を多量に使用する場合は、臭気濃度の値が大幅に増える場合がありますので事前にお問合せください。
2.機種の選定
機器OER=OER×1.5~2
臭気濃度の変動を想定して1.で求めた1.5~2倍のOER機種を選定します。
(機器対応OERは下表参照)
中和消臭器OER対応表
室内対策の場合
1.室内容積に対応する機種を選定します。(下表参照)
中和消臭器対象容積
  • この表は専用配管方式(臭気強度2~3)の対象容積となります。専用配管方式(臭気強度3~4)、エアカーテン方式の場合は、対象容積は上記2分の1になります。(屋外対策の場合も同様)
  • 室内容積が広い場合は設置台数を増やしてください。

機種選定は実際の現場状況に合わせていたします。詳しくはお問い合わせください。

消臭剤必要量
消臭剤は、消臭剤の対応OERまたは容積によって必要個数が決まります。詳しくは中和消臭器の消臭剤をご覧ください。
矢印中和消臭器の消臭剤
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