換気扇しかない飲食店の臭い対策方法『厨房排気脱臭のブログ』

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換気扇しかない飲食店の臭い対策方法

飲食店の換気扇イメージ

飲食店などの厨房排気について、「換気扇しかありませんが脱臭装置を取り付けられますか?」とよくお問い合わせを受けます。


簡潔にお答えするなら、答えは「Yes!」


今日は、換気扇しかない飲食店の臭い対策におすすめな脱臭装置と、その取付方法をご紹介いたします。

換気扇しかない場合は中和消臭DMDシリーズ

換気扇しかない飲食店の場合、排気ダクトがないためセラミックブロックや洗浄式などの大掛かりな脱臭装置は設置ができません。また、店内の空きスペースも限られているため、コンパクトで軽量な脱臭装置が求められます。


そんな時は、中和消臭器DMDシリーズをおすすめします。弊社が扱う中和消臭器の中でも特に省スペース設計のこちらの機種は、家庭用電子レンジよりも小さいくらい。狭いキッチンでも難なく導入できます。

中和消臭器 DMD-02ATⅡ

  • 外径寸法(mm):332W×150D×243H
  • 重量:5kg
  • 電源:1φ 100V
  • 消費電力:17W/17W
DMDシリーズ

他とは違う脱臭の仕組み

脱臭装置と言うと排気をフィルター状のボックスで覆い、においを吸着除去するイメージが強いと思いますが、中和消臭器は消臭剤をにおいに混入して臭気を低減させる装置です。

  • においを吸着除去するイメージ
    【吸着除去のイメージ】
  • においを気体の消臭剤で消臭するイメージ
    【気体の消臭剤イメージ】

また、消臭剤をダクトに挿入する場合、水で薄めてスプレーする噴霧方式が一般的ですが、弊社の消臭剤は特殊な方法で消臭成分を空気のような気体状態にして発散させます。そのため廃水処理の必要がなく、換気設備に余計な負荷をかけずに導入できます。

換気扇フードに中和消臭器を設置する方法

廃水処理の要らない中和消臭器は、電源が確保できる場所なら取り付け後すぐに運転できます。(試運転調整もお任せください。)

  1. 機器の設置場所を決める

    設置場所は、換気扇から中和消臭器までの距離(配管ホースの距離)が極力短くなるような場所(できれば2m以内)を選びます。

    こちらの現場ではフード横の壁面に設置を決めました。

    フード横の空きスペースと換気扇
  2. フードに穴を開け、配管接続ジョイントを取り付ける

    フードにΦ15~20mmの穴を開け、穴を挟むようにして配管接続ジョイントを取り付けます。(フードに取り付ける場合、フランジは必要ありません。)

    こちらの現場ではフードから換気扇まで距離があるため、フード内部のソケットにやとい管を継ぎ足して吹出口を長くしています。

    換気フードに配管接続ジョイントを取り付ける
  3. 本体の設置

    本体を水平に設置します。壁掛け設置の場合は、専用の壁掛けブラケットを使用します。

    本体設置の様子と壁掛用ブラケット
  4. 配管ホースの接続

    本体と配管接続ジョイントを配管ホースで接続してください。この時、配管ホースは上り勾配になるように支持して下さい。

    配管ホースで接続した本体と消臭剤吹出口

※換気扇にフードがない場合
消臭剤の吹出口を、結束バンドなどで換気扇に直接固定してご利用ください。

換気扇に消臭剤吹出口を直に接続した写真

飲食店にはグリスフィルターの設置をおすすめします

調理臭には油分が含まれていることが多く、前処理をしないまま消臭剤を挿入すると油分が消臭剤に付着して本来の効果を発揮することができません。


グリスフィルターを設置することができる場合は、消臭効果を上げるためにも是非グリスフィルターを導入ください。


換気扇しかない飲食店で排気を消臭する方法イラスト

※消臭剤はグリスフィルターの側面から挿入します。

実際の設置例

  • 唐揚げ屋に取り付けた中和消臭器DMDシリーズ
  • スーパーマーケットに取り付けた中和消臭器DMDシリーズ
  • ラーメン屋に取り付けた中和消臭器DMDシリーズ
  • 豚丼屋に取り付けた中和消臭器DMDシリーズ

導入までの流れ

①まずは調理内容と換気扇の排気風量

「脱臭装置が欲しいのでお見積りお願いします。」と、飲食店の状況について何の説明もないお問い合わせがよくあります。換気扇しかないという情報の他に、もう少し詳細を教えていただけると助かります。


料理が違えばにおいも違いますよね。弊社では、においに合わせて様々な種類の消臭剤をご用意しておりますので、どんな料理なのか大まかなジャンルだけでも教えて欲しいところです。(ラーメン、カレー、イタリアン等)


更に、換気扇の場合は換気量が少なすぎると消臭剤の拡散がうまくいかないこともあります。前もって排気風量が分かれば、消臭器のファン能力を上げるなど機器の仕様変更で対応できるかもしれません。(現場ごとに仕様を変更できるのも弊社の強みです。)


風量が分からない場合は換気扇の型番で構いません。調理内容排気風量のご提供をよろしくお願いいたします。

②厨房内の様子

設置場所の確保のために、事前に厨房内のガスコンロやキッチンフード周辺の様子を確認しています。コンパクトサイズのDMDですが、既に営業中の飲食店では厨房の空きスペースを確保するのは大事なことです。


カウンターに置けるのか? 壁掛けにするのか? 配管ホースの長さは2mで足りるのか?


近場の場合は現地調査にお伺いすることもできますが、遠方の場合、設備図面や厨房の写真の提供をお願いしております。

③ご希望の場合はデモテストも可能

弊社からスタッフがお伺いできる場所に限りますが、場合によっては事前にデモテストが可能です。詳しくはお問い合わせください。


さいごに

飲食店で臭い対策をしなければならなくなった時、効果的な方法としてまず上げられるのが排気ダクトの設置・延長です。しかし、ダクトを延長して排気口の位置を変えても解決にならない、数100万円もかかるコストをかけられないといった事情で、見送らざるを得ないこともあるでしょう。


更に換気扇しかない場合、導入できる業務用の脱臭装置は限られます。その中でも弊社の 中和消臭器DMDシリーズ は設置も簡単で低コストな脱臭装置です。


是非、候補の一つとしてご検討ください。
ご相談は無料です。一緒に最適な方法を考えましょう。

日時:2023年8月22日
(最終更新日:2023年12月12日)


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