- 給食センター脱臭装置の不具合で得た経験
山梨県の学校給食センター。
調理臭のにおい対策としてデオドールの脱臭装置を導入していただきましたが、引き渡しから半年が経ち、何やら不具合が出ているとのご連絡。一年間の保証期間内でもあり、新しい担当者様とのご挨拶も兼ねて現地へ行ってまいりました。
【モダンな外観の学校給食センター】
調理臭が消臭されていないとのこと。ひょっとしたら装置の不具合?
状況を伺いながら調べてみると、電源スイッチが入っていない時があるのが分かりました。この給食センターに設置した中和消臭器 VFD-1070TMは、タイマーで消臭器に内蔵している電動ダンパーを制御するタイプです。
本体の電源スイッチが入っていないと電動ダンパーが開放されず、適正に消臭剤が出ていきません。
【中和消臭器 VFD-1070TM(緑ランプ点灯は運転中)】
弊社は脱臭装置の簡単な設置はできますが本格的な設備施工は行えないので、建設現場のサブコンさんあるいは商社さんからご注文をいただいて、設置工事をしていただきます。
竣工直前には施主さんをはじめ、多くの関係者様に取り扱い説明を行うのですが、その時にはまだ現場担当者さんが決まっておらず、取り扱い方法の伝達が行き届かないことがあるのです。
今回はまさにそれが原因で、正しい使い方がされていなかったようです。
幸い、解決方法がすぐに見つかったので、ほっとひと安心でした。
現在の管理責任者の方に、あらためて脱臭装置の操作方法や消臭剤の交換方法、フィルターの清掃手順などをご説明させていただきました。
【中和消臭器の内部】
『消臭器を稼働させるのだから、電源スイッチを入れるのは言うまでもない』とメーカー側は思っていても、初めて携わる方には当たり前ではないこともあります。
説明会では一連の取り扱い方法をお伝えしましたが、営業開始までしばらく期間が空いたこともあり、運転直前にやるはずの電源スイッチONの伝達が曖昧でした。
今後はお客様が不安のないよう、消臭器の稼働前にもう一度お電話するなど連絡をまめにしたいと思います。
私にとってもよい経験となりました。今後ともよろしくお願いいたします。
(田中)
日時:2021年3月18日